テザリングをつなげたままにしていると、ネット検索や動画を見たりしていないのにスマートフォンのデータ通信量がかかることがあります。
この使った覚えがないのにデータ通信料がかかるのは、パソコンのバックグラウンド通信が主な原因です。
Windowsでは「Windows Update」や「One Drive」など、ネットにつながっていると自動処理でバックグラウンド通信していることがあるからです。
それによって、気づかずに大容量の通信量がかかりスマートフォンの通信制限になったりします。
気を付けたいのが、容量が足りなくなった際に自動でギガが追加される設定になっている場合、携帯料金が高額になる恐れがあるので注意が必要です。
テザリングでギガが減る条件を解説
テザリングとは、スマートフォンなどのデータ通信を使って、ほかの端末であるパソコンやタブレットでインターネットを使えるようにする機能です。
テザリング中にかかるデータ通信は、すべてスマートフォンのデータ通信にかかります。
そのため、動画サイトで動画を見たり、大容量の画像を送信したりすると、すぐに通信制限になる可能性があります。
通信量の目安として、スマートフォン1GBで以下のことができます。
- ニュースサイトの閲覧約3,490ページ
- メールの送受信約2,090通
- 動画視聴(中画質)で約4.5時間
- 音楽のダウンロード約250曲(1曲約4分)
気を付けたいのが、Windows10では様々なプログラムがバックグラウンドで動いていて、データ通信がかかるものがあることです。
その中で「Windows Update」は自動処理の一つで、Windowsのシステムやセキュリティを最新の状態に更新する機能です。
パソコンがインターネットに接続されると、更新プログラムが自動でダウンロードやインストールされることがあります。
また、「One Drive」はオンラインストレージサービスですが、パソコンとオンラインのデータの自動同期を行うため、データ通信が発生します。
ですのでテザリングをつなげていると、自分の知らない間に更新プログラムや自動同期によって、かなりのデータ通信量がかかってしまうことがあります。
このようなトラブルにならないよう、テザリングでパソコンをネットに接続する際に、バックグラウンドのデータ通信にある程度の制限がかけられるので、設定しておくとデータ通信量の節約になります。
次は、テザリングを使った場合の通信料の目安について紹介します。
テザリングの通信料の目安!考え方を紹介
テザリングを使うための通信料はキャリアによって異なっています。
- ドコモではテザリングの通信料は無料、申し込みも不要
- auとSoftbankは金額はプランによって異なり、かかる場合は月額使用料が500円(税抜)、申し込みが必要 など
一方、テザリング以外で、Wi-Fi環境がない場所でパソコン等の端末をネットにつなぐことができるはモバイルWi-Fiルーターです。
どちらを使用するかは、2つのメリット、デメリットを見て自分に合った手段を選ぶのがおススメです。
テザリングのメリットとデメリット
モバイルWi-Fiルーターのメリットとデメリット
まとめますと・・
テザリングは、たまに外出先でスマートフォン以外の端末を使用することがある人におすすめです。
テザリングは常につなげておくものではなく、どうしても他の端末をインターネットにつなげたいときに使うものとして使うと、スマートフォンのデータ通信量が抑えられます。
モバイルWi-Fiルーターは、出先などで長時間パソコンなどの端末を使用したり、動画やゲームなどを利用したりする人に向いています。
モバイルWi-Fiは月額費用がかかりますが、テザリングで通信制限がかかって追加料金を支払うことを考えると、モバイルWi-Fiの方がお得である場合が大いにあります。
まとめ
テザリングはスマートフォンがあれば、ほかの端末をインターネットに接続できる便利な機能です。
しかし、つなげたままにしているとデータ通信量をかなり消費してしまうことがあります。
使い方に気を付けたり、長時間使う場合はモバイルWi-Fiを利用するなど、自分に合ったデジタルライフを送りましょう。