旅館で心付けを渡さないのは一般的!必要ないと思う理由を体験談から

豆知識




旅館というと、入館から退館まで細かな心遣いをしてくれるようなイメージを持つ方もたくさんいらっしゃいますよね。

それゆえに「そのサービスに気持ちとしていくらか渡したほうがいいんじゃないか?」「心付けをしないのって実は非常識?」と思ってしまうのですが…

基本的には、旅館での心付けは不要です

主な理由としては

  • 代金にはすでにサービス料が含まれているから
  • 心付けによって、かえって旅館側の仕事が増えることもあるから

詳しくは、実際に仲居さんとして働いていた経験のある方のお話と併せて、解説していきますね。

また、それでもどうしても感謝を伝えたい…という場合、おすすめな方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!

まずは、心付けが要らない理由についてからどうぞ。

旅館の心付けがいらない理由

先ほどお話しした通り、旅館で心付けが必要ない主な理由は以下の2点。

  • 代金にはすでにサービス料が含まれているから
  • 心付けによって、かえって旅館側の仕事が増えることもあるから

旅館に泊まる際、私たちが支払う代金の中には、宿泊料・施設料・お食事代・アメニティー代などに加え「サービス料」も含まれているのが一般的。

つまり、入館の時にお部屋まで荷物を運んでくれたり、就寝前に布団をひいておいてくれたり、食事の配膳や後片付けなんかも、このサービス料に見合った「お仕事の一環」と考えられています。

お金を払っているんだから!と傲慢になるべきではありませんが、仲居さんたちのサービスをとても快く感じた時には、お金ではなく「ありがとう」の言葉だけで十分なのかもしれませんね。

 

さらに、感謝の気持ちで心付けを渡したつもりが、逆に仲居さんたちの仕事を増やしてしまい、手間をかけてしまうこともあります…!

また、必ずしも、渡した仲居さんがそのままもらえる、という訳でもないようなのでちょっと複雑ですよね。

ここで、仲居さんのアルバイトの経験から、内部事情に詳しい方にお話しを聞いてみたので紹介します。

アルバイト中、心付けを受け取ったことはありますか?

はい、私が受け取ったのは全部で10回あるかないかでしたが、一緒に働いていた他のスタッフがもらった話も含めたら何度か経験があります。

他の人が受け取った分もご存じだったんですね?

お心付けをいただいたら、必ずすぐにリーダーやチームに報告しなければいけなかったんです。

そのお客様に何かしらのサービスを返す準備が必要だったためですね。

お礼にさらにお礼を重ねる…とっても日本らしい心配りですが、具体的にはどんなことをしていたんですか?

もちろん金額にもよりますが、旅館についているお土産屋さんのものをお渡ししたり、フルーツの盛り合わせをお出ししたり、飲み物をサービスさせてもらったこともありましたね。

それを聞くと、心付けをもらったがゆえに、むしろ仕事が増えてしまうようにも感じますね?

言いにくいですが、そうだったかもしれませんね。

これらのお礼をするために、報告は迅速にしなければいけなかったので、ただでさえ忙しい中で、走り回ってリーダー探しをすることもありましたね。

それは大変でしたね… ところで、ぶっちゃけ、もらった心付けはその仲居さんのふところへ?

…いいえ、全額、リーダーに回収されていました。お客様へ返すサービスに使われる他は、旅館全体で使われていたみたいです。

そうだったんですね…

その理由として、リーダーは「仲居さんはあくまで旅館のサービスの一部であり、料理人や施設管理の人やその他、色んなスタッフの手がかかった結果。

だから、いただいた心付けはみんなのもの」と言ってました。

なるほど…!それでは最後に、経験も踏まえた上で、旅館での心付けは必要だと思いますか?

私は不要だと思います。

頂いたからといってその後のサービスが極端に向上するわけでもないですし、仕事が増えてしまうこともあります。

頂けても「ただ嬉しい」「ありがたい」だけで終わらないのが心付け… 心地よく感じてもらえたのなら、その感想や感謝の言葉だけで十分伝わりますし、嬉しいものです!

実際に経験した方、さすが、説得力もありますし、分かりやすく感じましたね。

基本的に不要な心付け、でもやっぱり何かお渡ししたい…迷惑にならない方法はない?と

気になる方はぜひ、次の項目へ!

旅館の心付けの相場は?渡すとしたらどんな場合に?

旅館での心付けの相場は1000円~3000円程度です。

お部屋のグレードが高い場合や、小さなお子さん、特別な介護のお手伝いが必要な方がいる場合などは、少し高めに、というのが基本なようです。

渡す場面におすすめなのは、①帰り際②帰った後、この2つです。

宿泊の途中に渡してしまうと、経験談からも分かった通り、心付けに対するサービスを何か用意しなければならず、仲居さんの仕事を増やしてしまうことになるため。

感謝の気持ちを込めて渡したもので負担をかけてしまうのは、避けたいですよね。

そこで、お金であれば、帰り際、お部屋や玄関から出るときにそっと渡すのが良いでしょう。

それ以上におすすめなのは、帰った後、手紙を添えたお菓子などを旅館に送る方法です。

これなら、さらなるサービスを用意する必要もない上に、お金よりも確実に、仲居さんたちの手元に届くはずです。

そこまではしなくてもいいかな、と感じるのであれば、きっと、あなたが払ったサービス料と「ありがとう」の言葉だけでもう十分、ということですよ。

まとめ

旅館での心付けは、基本的には不要。

その理由は①代金にはすでにサービス料が含まれているから、②心付けによって旅館側の仕事が増えることもあるから、という2点でした。

実際に仲居さんとして働いていた方の経験談から、内部事情をのぞくことができ、なぜ心付けが必要ない・渡さないほうが良い、のかも分かりましたね。

どうしてもの場合には、帰り際にそっと渡すか、帰った後、感謝の手紙と併せて菓子折りを送る方法をご紹介しました。

特別な別料金もなく、終始細かな心配りで宿泊をサポートしてくれる旅館… いいなと感じたら、感謝の気持ちは惜しみなく伝えたいですね。

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