持っていくのをうっかり忘れてしまいがちなエコバッグ。
何度も忘れては「ああ、今日も忘れた…ダメ人間だ…」なんて頭を抱えていませんか?
実はそれも、忘れないようになるためには必要不可欠なプロセスなんですよ!
脳の働きをうまく利用して、記憶の共有をすること、失敗から記憶の定着を図ること、五感を使って記憶する方法など、詳しく見ていきますよ。
スーパーやコンビニでも本格的にレジ袋の有料化が始まり、「もうエコバッグ忘れなんて繰り返したくない!」という方にぜひ読んでいただきたい
- エコバッグを忘れてしまう脳の働き
- 忘れないために実践できる方法やコツ
をご紹介します。

それではまずは「忘れてしまう」メカニズムを解析からどうぞ!
エコバッグを忘れないのが難しい理由
あちこちのお店でレジ袋が有料だし、本格的にエコバッグを忘れないようにしたい!持参することを定着させたい!と、思いますよね?
忘れないためには、まず、忘れてしまう理由について理解しておくことが大切。
では、なぜ私たちはエコバッグをつい忘れてしまうんでしょうか…?
主に考えられる理由が3つあります。
- エコバッグ忘れは死活問題ではならないから
- 「買い物に行く」と「エコバッグを持つ」が繋がるまでにいくつもの妨害があるから
- 長期記憶に到達するほどまだ使用歴が長くないから
それぞれ詳しく見ていきましょう。
エコバッグ忘れは死活問題ではないから
私たちの脳には、覚えていられるキャパシティがあり、今まで起きたすべてのことを記憶しておけるほどのスペースはありません。
重要な情報から優先的に記憶に残されていくので、色々ある日々の中では脳にとっちゃ「エコバッグごとき…」なんですよね。
もう、仕方ない!としか言いようがありません。
エコバッグを忘れたことによって何か大きなハプニングやドラマが起きない限り、脳が自動的にエコバッグのことを記憶してくれることはなさそうです…
「買い物に行く」と「エコバッグを持つ」が繋がるまでにいくつもの妨害があるから
買い物に行こう!と思った時、することって意外とたくさんありますよね。
冷蔵庫の中をチェックして、買い物リスト作って、他の家事の時間との兼ね合いも見て、それなりに身だしなみも整えなきゃいけないし、鍵とお財布はちゃんと持ったっけ?などなど…
「買い物に行く」と決めてから、頭を使うべきことがたくさんあり、その数々が「エコバッグを持つ」という意識にたどり着くまでの邪魔をしていると言えるんですね。
家の中や玄関で色々なものが目につき、そのたびに“エコバッグを思い出す経路”を妨害されてしまうわけです。
長期記憶に到達するほどまだ使用歴が長くないから
まず、人間の脳には時間によって3パターンの記憶があります。
今すれ違っただけの人、どこかで見かけたポスターのイラストなど、一瞬目に入って、その次の一瞬ではもう忘れているような感覚記憶。
ポストを見に行って空なのを確認した後で「何も届いてなかったよー」と家族に報告する、それまでの10秒ほどの短期記憶。
そして「覚えては忘れ、覚えては忘れ」を繰り返すことで「覚えていること」として定着していく長期記憶です。
エコバッグ持参の習慣を始めてまだ日が浅い方は、まだこの長期記憶を作っている途中経過だということです。
買い物に行くのにエコバッグを忘れた、という経験を何度も繰り返すことで、買い物にはエコバッグを持っていくことを覚えていくシステムなので、忘れることも脳に定着させるには必要なプロセス。
以上、なぜ忘れてしまうのかを理解したところで、忘れないようにする方法をご紹介します。
一緒に、そこまでしてもやっぱり忘れてしまった事例も紹介しますので、そこからも何かヒントをもらっちゃいましょう。
エコバッグを忘れない方法とそれでも忘れてしまった事例4選
脳の働きをうまく利用して、エコバッグを忘れない方法をご提案!
それでもやっぱり忘れてしまった体験談も併せて紹介しますので「なんだ、仲間はたくさんいるんじゃん~」と気楽に笑いながら見てみてくださいね。
ここでエコバッグのことを考えたり、エコバッグに関するエピソードを読んだりすることも、自然と「エコバッグ忘れ防止」に繋がっているかも?
1.エコバッグを忘れた日から次の買い物の日まで、忘れたことを何度も思い出してみる
こうすることで次回の買い物の際に「記憶の干渉」という作用が働き、「買い物」といえば「あ、こないだエコバッグ忘れたんだった」と思い出す可能性が上がります。
次第に「今日はちゃんと持っていこう」とエコバッグを鞄に入れることができるようになります。
ただし、失敗談も!
何度も思い出すことすら忘れて、結局毎度忘れ物を繰り返します…(笑)
忘れたことを何度も思い出すなんて、自己嫌悪感に堪えられない!!
2.エコバッグを忘れてしまうことを誰かに話す
話すことで、頭の中が整理され、忘れたことをより丁寧に記憶させる作戦です。
このようにして長期記憶に繋げることで、次に必要な時に思い出しやすくなります。
話した相手が覚えていてくれて、声掛けをしてくれるなんてアシストも。
また、五感のうちの聴覚や触覚が使われることもポイント。
人に話すことで必然的に、自分もその声を聞くことになりますよね。身振り手振りも加えるかもしれません。
自分の頭だけで分かったふりをしているよりもはるかに、記憶の定着が見込めるはずです。
ただ、失敗談も当然ありました。
夫に聞いてもらったけど、次回には彼も同じように忘れていました(笑)
誰かに話すほどの話じゃないよな、と思ってしまい誰にも話せていません…
3.エコバッグをとにかく目につく場所に置いておく
3つ目は、視覚を使った対策です。
毎日会う人よりも、1回見かけただけの人の方が覚えられるんです、なんて人はいないように、何度も目にする人や物を覚えやすいのは歴然のこと。
買い物前に部屋を見渡して、エコバッグが目に入れば忘れることはないでしょう!
こちらの失敗談もなんとも…
分かりやすくテーブルの上に置いておいたのに、子供に「じゃま!」と言われ下に放り出されていました(笑)他の置き場所を考えます…
あまりに景色として定着しすぎて意識して目に入れなくなって逆効果に…!
「エコバッグ」とメモに書いて貼っておく
最後は、困ったときのメモ作戦です。
子供の頃、漢字の小テストの前日に、ひたすら漢字を書きまくった経験はありませんか?
それと同じで、書くときに手を動かすことで記憶をより強くする効果があります。
お時間がある方は是非、紙に「エコバッグ」と書きまくってみましょう!
あ、そのあとに家族に見つかって精神の心配をされないように…(笑)
失敗談はもともこもない、こちら。
メモしようメモしよう、と思いながらつい後回しに…メモすることすら忘れてしまいました。エコバッグを忘れる以前の問題ですね(笑)
まとめ
私たち人間の脳の作りからして、エコバッグを忘れてしまうのは仕方ないと言える理由は主に以下の3つでした。
- エコバッグ忘れは死活問題ではならないから
- 「買い物に行く」と「エコバッグを持つ」が繋がるまでにいくつもの妨害があるから
- 長期記憶に到達するほどまだ使用歴が長くないから
そして脳の働きを利用して忘れることを減らしていく方法・コツはこれらの4つ。
- エコバッグを忘れたことを次の買い物の日まで意識的に何度も思い出してみる
- エコバッグを忘れてしまうことを誰かに話す
- エコバッグをとにかく目につく場所に置いておく
- 「エコバッグ」とメモに書いて貼っておく
切っても切れない脳の働きと記憶の関係。
どうせならうまく利用して、エコバッグ忘れを解消してしまいましょう!