野菜がたっぷり摂れて、しかもおいしいミネストローネ。お野菜がたくさん手に入ったときや、冷蔵庫の野菜をまとめて料理してしまいたい時にもいいですよね。
うちも家族みんなが好きなので、一度にたくさん作って毎日食べたいと思うのですが、どれくらい日持ちするのか不安ですよね。
そこで、そんな野菜どっさりミネストローネの保存方法や日持ちする調理法についてお伝えします。
ミネストローネの日持ちは常温と冷蔵庫で何日?
ミネストローネは、具だくさんのスープなので朝ごはんにもいいですが、夜作ったものを朝までそのまま置いておいて大丈夫なのでしょうか?
気になるミネストローネの日持ちを常温で置いた時、冷蔵庫で保存した時とに分けてご紹介します。
ミネストローネを常温保存した際の日持ち
まずは作ったまま、鍋ごと常温保存した場合の日持ちです。
【夏】半日程度、暑い時は数時間までしか持ちません。
【冬】2日間程度は日持ちします。
豚汁もそうなのですが、お肉が入っているとけっこう日持ちしづらいんですよね。野菜だけだとボリュームに欠けるといいますか、旨味が足りないということにもなりますし難しい…。
私はいつも大量に作って鍋ごと放置してしまうのですが、水分たっぷりの夏野菜を使っているため、きちんと火を通していても油断できませんね。
ミネストローネを冷蔵庫で保存した際の日持ち
次に冷蔵庫で保存した場合ですが、作ってすぐに冷まして冷蔵庫に入れた場合は、1週間弱は日持ちします。
特に暑い時期は常温だと数時間~半日程度しか持たないので、基本的に冷蔵庫に入れて保存したほうがいいですね。
続いては、せっかくならより日持ちさせたいということで、日持ちする保存方法を紹介します。
ミネストローネの保存方法
さて、ミネストローネを保存する場合、先ほどお話しした冷蔵庫、そして冷凍庫でも保存が可能です。
ただ、冷凍する時には、じゃがいもは入れない方がいいですね。解答した際に水分が抜けてしなしなの食感に変わってしまいますので。
ただ、どちらの場合にも共通して言えることは、「作ったらまずは速やかに冷やす」ということです。
大きなボウルやフライパンなど、鍋の下部が入るサイズの容器を用意して、氷水や保冷材をじゃんじゃん入れた水で冷やすといいですよ。
しっかり冷めたら、冷蔵・冷凍それぞれの方法で保存します。
その際に、我が家でも行っているのですが、より長く保存できるちょっとしたコツがありますので、それをご紹介しますね。
ミネストローネをより長く冷蔵保存するコツ
我が家では、ミネストローネを入れる予定のタッパーに少ない水を入れて、レンジで2分ほどチンして殺菌してから食材を入れるようにしています。
チンした後はキッチンペーパーなどの清潔な布で水分をガッツリ拭きます。こうすると、茹でたブロッコリーなども3日くらいは茹でたてみたいに食べられます。
または、ホワイトリカーや消毒用アルコールで容器を拭いてから入れる方法も安心です。
容器を消毒しておくだけで、雑菌の繁殖をかなり防ぐことができますので、冷蔵庫で4日くらいは大丈夫ですよ。
ミネストローネをより長く冷凍保存するコツ
冷凍庫のスペースに余裕があるならタッパーでもよいですが、省スペースと早く冷えるという点からもジッパー付冷凍保存袋を使うといいですよ。
ミネストローネを1回に食べる分ずつ入れて、空気をよく抜いて平らにしてから冷凍庫へ入れます。
その際にアルミなどの銀色のトレイに入れて冷凍庫に入れると、早く凍るので雑菌が繁殖するのをさらに防ぐことができます。
完全に凍ったら立てて保存できますし、袋保存は何かといいですよね。1ヵ月を目安に食べきりましょう。
ただ、冷凍庫に入れると安心してそのまま入れっぱなしになりがちですから、入れた日付と何日までに食べきるべきか、それからメニューを袋に書いておくことで、霜が付く前に食べきることができますよ。
次は、もしも腐ってしまったときにはどうなるのかも知っときたいもの。これがチェックできれば安心です。
ミネストローネが腐った時の見分け方
こうして色々工夫してみても、ミネストローネが腐ってしまうことはあります。そこで、もう食べれれない状態を見分けるためにも、腐っている状態ををご紹介します。
もし、どれか一つでも当てはまったらどんなに沢山残っていても捨てましょう!
【腐った時の見分け方】
- 酸っぱいにおいがする
- スープに昨日までなかったとろみがある
- 具材を箸でつまみあげたら糸を引いた
- 表面に脂なのかカビなのかアクなのか分からない白い物体がある
- 口に入れたら舌に刺激がある
入れる具材にもよるのですが、酸っぱいにおいがするというのは、もう腐った食べ物あるあるですよね。
たまに、酸っぱいと言うよりはガスのようなむわっとしたにおいになることも。どうも具材の何かが発酵してガスを出しちゃってるんですね。おそろしい…。
そして、困るのは表面の脂なんだかカビなんだかアクなんだか分からない白い物体。
脂であれば、触ればネトッとしますが、カビの場合はわりとサラッとしてます。アクの場合は、泡みたいな感じに見えますね。
とりあえず冷めた状態で触って、「あれ?」と違和感を感じたら、まず加熱してみましょう。
脂であれば溶けてなくなりますし、それ以外だと居座ります。カビの場合は散るかもしれませんが、何かある、という感じになるので気づけますよ。
さらに、加熱してみて脂だったとわかっても、口に入れるまで注意しましょう。口に入れた時に、ピリッとした刺激がきたら腐ってますので破棄しましょう。
次は、せっかくなら料理する時から日持ちしやすいように作りたいということで、調理のコツを紹介しますね。
ミネストローネが日持ちする調理方法はコレ
ミネストローネを日持ちさせるためには、お弁当などを日持ちさせるときと同様に、「油を多く」「塩を多めに」して調理します。
でも、あまり塩を摂るのは抵抗がある、そんな人にオススメなのは「オイルを多めに、ベーコンはガッツリ炒める」方法です。
オイルコーティングという言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、オイルには雑菌から食材を守ってくれる働きがあります。
そのオイルの力を借りて、とにかく雑菌が繁殖しやすいお肉(ベーコンやソーセージ)をガッツリ炒めましょう。
ベーコンなどの脂が多いものを使うと、ちょっとこんなに油多くて大丈夫?と不安になりますが、大丈夫です。そして、そこから出る脂も利用して、野菜にも肉の脂とオイルをまとわせます。
この方法を使うと、脂といううまみが野菜にもばっちりつきますので、さらに美味しくなりますよ。煮込み時間も減らせるという点も嬉しいですよね。
ミネストローネなどのスープものって、あまり野菜をしんなりするまで炒めなかったりしますよね。具材を鍋に放り込んでしまえばできるでしょ的な気軽さがいいっていうこともありますし。
すぐに食べきる場合以外は、できるだけこのガッツリ炒める方法を試してみてください。多少焦げても、何しろトマト缶の赤がごまかしてくれますから、全然気になりませんよ。
ミネストローネの日持ちまとめ
夏でも冬でも、ありあわせの野菜で作ることができるのに、味のバランスも良くておいしくいただけるミネストローネ。
ダイエット食としても大人気ですし、子どもたちもこれなら野菜をたくさん食べてくれます。私も頻繁に作っては手抜きなのに大満足の朝ごはんを楽しんでいます。
冬は体をあたためてくれますし、夏も冷えがちな体をほこほこさせてくれますから、今回紹介した保存方法や調理のコツも取り入れておいしくいただきましょう。
ちょっとしたコツでより長く、おいしく食べられますように!