うるう年って4年に一度しかやってこないので、「次はいつだっけ?」とふと気になってしまいますよね。
来年はどうかって大した影響がないと思っていても気になってしまうので仕方ありません。
そして、なにか覚えやすい方法はないのか?必ずオリンピック開催と同じ年なの?というお話から、いつから閏年が始まったのかもご紹介します。
うるう年は次いつ?何年に一回?オリンピック開催年と覚えよう
次のうるう年はいつだっけ?なんだか毎回うるう年の度にそんなことを思っている私ですが、でも気になってしまうんですよね。
2016年、2020年、2022年…と続いていくうるう年。
そう、うるう年があるのは「基本的に」四年に一度なので、夏のオリンピック開催年と一緒なんですね。
ただ、「基本的に」としたのは例外もあるからなんですよね。この後ご説明しますが、うるう年のルールは単純に「四年に一度」だけではないので、微妙にずれが生じてくるのです。
まず、最初のオリンピックが開催されたのが、1896年(第一回アテネ大会)でした。その年がたまたまうるう年だったので、その後オリンピックとうるう年が同じ周期なので毎回重なるようになりました。
ただ例外とお伝えしたのは、オリンピックは開催されても、うるう年ではなかった時もあるからですね。それは1900年のパリ大会です。
そして2100年も(おそらく)オリンピックは開催されますが、うるう年ではない年となる見込みです。
まあ、約80年後の話なので、生きている間は関係ないさそうですね。私達が生きている間は、夏のオリンピック開催年がうるう年、という覚え方で問題ないですね。
うるう年はいつから始まったのか?判定方法は?
そもそも、日本でのうるう年の始まりは、1873年(明治6年)になります。
江戸時代まで日本は「太陰太陽暦」という暦を使っていました。明治時代と言えば文明開化。鎖国していた日本が開国し、西洋の制度を取り入れて近代化を進めた時代ですね。
その明治の始まりに、今のカレンダーと同じ太陽暦の暦を採用しまして、その太陽暦の採用と同時に、うるう年が始まったというわけです。
一年は365日ですが、そのまま太陽の動きに合わせてカレンダーを作っていくと、若干のズレが生じてしまいまして、そのズレを修正するために約4年に一回はうるう年というのを設けて、調整しているのでした~。
更に本当のうるう年自体の起源をさかのぼると、ものすごく深い歴史となります。
その始まりは、なんと紀元前46年!紀元前46年にローマの、ユリウス・カエサルによって制定されたとのこと。
ちなみにうるう年が2月なのは、古代ローマ時代には2月が年末だったからだそう。年末である最後の月の2月に調整するのがやりやすかったということですね。
「2月は28日間しかなくて、日数が一番少ない月だから足してあげよっか」というわけではなかったんですね。
最後にうるう年がどうやって決められているのかちょこっとご紹介します。
うるう年の判定方法
うるう年判定の法則は次の3つとなります。
- 西暦を4で割り、割り切れる年がうるう年
- うるう年(法則①)でも、100で割り切れる時はうるう年じゃない
- 法則②にあてはまっても、400で割り切れる時は例外としてうるう年
基本的には①の法則に合わせて決まると考えて間違いないのですが、例外として②と③があります。
まず最初にご紹介した1900年のパリ大会。こちらのパリ大会は、法則②の100で割り切れる年に当てはまりますので、うるう年ではない平年開催のオリンピックとなりました。
2100年もオリンピックイヤーではありますが、法則②の平年ですね。
そして法則③に当てはまるのは、2000年のシドニーオリンピック。こちらは100で割り切れますが、400でも割り切れるので法則③によって例外のうるう年でした。
うーん、実は奥が深いなぁと思ってしまいました。
うるう年は次いつ?まとめ
シンプルにまとめると、うるう年は基本的に4年に一度、夏のオリンピックイヤーに該当すると覚えておけば大丈夫です。
例外もありますが、それも稀ですし、ニュースでも取り上げられるでしょうから、基本的には4年に一度と考えてOK!
実はなかなか歴史も深くて、意外と奥が深いなぁと思われたのではないでしょうか。
めったにないので特別感のあるうるう年、ちょっとした小話でも披露して、話題の一つにしてみてはいかがでしょうか~?