雛人形をしまいっぱなしにするのはダメ?大人になったら処分するもの?

季節の行事




桃の節句に飾るお雛様、女の子の成長を見守ってくださる存在ですが、成長するにつれて出される期間が短くなったり、ついには何年も押入れの奥にずーっとしまいっぱなしになったり。

出してあげなきゃなぁと思いはしても、飾るのもしまうのも手間がかかってしまうため、ついそのまま日の目を見ないままになってしまうんですよね。

大事に扱わないと何か良くないことが起こっても嫌ですが、しまいっぱなしも良くないだろうと複雑な気持ちになりますよね。

そこで、お雛様をしまいっぱなしにしても大丈夫なのか?をしまいっぱなしがダメと言われる理由とあわせて紹介します。

処分方法もまとめていますので最後までおつきあいください。

雛人形をしまいっぱなしにしても大丈夫?飾らないとダメと言われる理由

お雛様をしまいぱなしにしてしまってもいいのか?何か良くないことが起こりそうな感じがして調べてみたのですが、まったく問題ないとわかり安心しました。

なぜなら、それは昔からの言い伝えや風習に由来したもので、現代の生活には関係ない、適用しにくいものがほとんどだからです。詳しく見てみましょう。

まず、雛人形をしまいっぱななしにすることがダメだと言われる理由には以下の通り、諸説あります。

  1. 雛人形は子どもの厄除け・身代わり人形の意味が込められているから
  2. 雛人形を出したりしまったりという行為が〝花嫁修業″の意味をもつから
  3. 雛人形を飾らない=婚期が遅くなるから
  4. 雛人形がカビるから

そこで、この代表的な4つについて、その背景や根拠について紹介しますね。

なんだか、迷信的な感じのものが多い気もしますが、ずーっと長く守られてきた伝統にはそれなりの意味があるかも…!

1.雛人形は子どもの厄除け・身代わり人形の意味が込められているから

もともと、雛人形というのは、人形(ひとがた)という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、これは〝人間の代わりに厄災を引き受けてくれる身代わり人形″でした。

陰陽師とかが使っている映画とか漫画とか多いので、観たことがある人も多いはず。この人形がどんどん豪華になって、やがて飾って楽しむものに変化したのが雛人形です。

昔は子どもが元気に成長することがめずらしく、こういった身代わり人形に願いを込めることが普通のことだったんですね。

ただ、現代になってみると医学も発達したので、子どもが元気に育つことはさほど難しいことではなくなりました。

ですから、この時代にあっては〝飾らないと子どもが元気に育たない″ということは、迷信のようなものとなりました。

2.雛人形を出したりしまったりという行為が〝花嫁修業″になるから

雛人形って、出すのもしまうのも一大行事ですよね。雛段の大きなものだと、まずは組立があって、布をきれいにかけて、人形を出してきれいにしてから飾る、という作業が沢山。

これを毎年決まった時期に行うことで、花嫁修業として、掃除や衣類・家具や道具の手入れの方法を学ぶという意味がありました。その家の伝統が継承されていくという意味でも、重要な役割があったようです。

しかし、現代日本の女性はとても忙しいですし、雛人形を出したり片付けたりといった仕事が〝花嫁修業″になるか?というと疑問です。料理でも習ってた方がよっぽど役立ちそうですよね。

この雛人形を出すしまうという一連の作業が、時代にフィットしなくなっているんですよね。そういう意味で、雛人形をしまいっぱなしにしても関係なさそうですね。

3.雛人形を飾らない=婚期が遅くなるから

雛人形を飾らないと婚期が遅れるというのも、迷信ですよねぇ…。

確かに昔は、女性の幸せと言えば結婚して子どもを産み育てることだとされてきました。そのため、早く出して雛祭り終了後には即しまうことで、子どもの幸せな結婚が早く成就しますように、という願いが込められていたんです。

しかし、いろんな選択ができるようになった現代では、特に雛人形を早く出してしまっても、大して婚期に差などありません。

実際、お雛様を飾っていなかった私の友人は20代前半で結婚し、高校までずーっと飾っていた私は30代前半、2歳違いの姉は40代後半にさしかかりますが結婚の気配はありません。ほんとにそれぞれです。

4.人形がカビるから

これは切実な問題で、しばらく出していなかったお雛様を出すかどうか迷うのって、カビが一番の原因じゃないかと私は思います。

だって、少なくてもほとんど1年しまわれているんですよ?押入れという暗いところに。防虫剤を入れていたって、ほんとに大丈夫?と心配になりますよね。

しかも、出す時にけっこうあちこちベタベタ素手で触りますよね。さらにしまう時にはそんなに注意してしまっていない。私はそれを考えると、手が出せなくなって何年たつでしょうか…。

人間の衣類も衣替えの頃には洗濯し直したり、干し直したりしますよね。それと同じようにできるだけ細やかにお手入れしてあげないと、雛人形はカビたり虫喰いの餌食になりやすいもの。

だからしまいっぱなしはいけない、という理由。これが一番もっともらしい理由ですね。

次は、大人になったらどうしたらいいの?処分する方法と一緒にご紹介します。

雛人形は大人になったらどうするか?処分方法も紹介

基本的に、雛人形は子どもが元気に成長したら飾らなくてよい、とされています。つまり、大人になったら飾らなくてもいいのです。

とはいえ、おそらくご両親や祖父母が元気に育ってね、と願いを込めて作ってくれたり買ってくれたりしたものだから大事に思う人もいますよね。

そういう時、方法としては2つ。

  1. 毎年飾り続ける
  2. お焚き上げなどに出す

毎年飾り続ける

まず、毎年飾り続ける場合ですが、

  • 婚家に持って行って娘が生まれたら一緒に飾る
  • 実家に残して両親が飾り続ける

という2つの方法にわかれますね。

雛人形は、言ってみれば〝お守り″ですから、飾り続けても一向に問題はありません。

娘の分と飾ることももちろんOKです。ただ、大所帯になるのは間違いないので、その辺は婚家や家族と相談して決めなくてはいけませんね。

お焚き上げなどに出す

つづいて、お焚き上げなどに出す方法ですが、人形には魂が宿ると言われていますよね。これが本当かどうかは分かりませんが、お守りも1年過ぎたら返納してお焚きあげしてもらうもの。

これと同じように考えて、守ってくれた感謝を伝えてお焚きあげに出すという処分方法が一番心安らかではないでしょうか。

この場合、地域のお寺に問い合わせるのが一番確実。人形供養を積極的に行っている寺社仏閣がありますし、料金もまちまちです。一般的には、人形供養は1体2000円程度のようですね。

雛人形をしまいっぱなしにするのはダメ?まとめ

女の子のお守りとして、女性の幸せを願って飾る雛人形。

お守りですから、その扱いに関しては持ち主が決めていいことになっています。特に何歳まで飾らねばならないとか、結婚したら飾ってはいけないということもありません。

ただ、人形という特殊な物だし、お守りとして購入されることは意識しておいた方がいいでしょう。これからやっぱり飾ろうかな、という人は勇気を出して押入れから出してみて、まずは状態をチェックしましょう。

乾燥した晴れた日に、直射日光に当てないように注意して虫干しをしたり、きれいにほこりを払ってあげるだけでもお手入れすると、グンときれいになりますよ。

やっぱりこれ以上飾ったりするのは色々な事情から無理、という場合には思いきってお焚きあげに出しましょう。感謝をしてからお焚きあげに出せば、呪われるとかコワイ事は起こりませんので、ご安心を。

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